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ものごとの内容を具体的に尋ねる疑問文では、who「誰」、what「何」、when「いつ」、where「どこで」などの疑問詞を用います。
これらの疑問詞を用いて疑問文を作ることは、基礎となるbe動詞や一般動詞の疑問文が理解できていれば、それほど難しいものではありません。
しかし、問題は疑問文に対する答え方が難しいということです。
なぜなら、疑問詞を用いた疑問文に対する答えは、Yes.「はい。」またはNo.「いいえ。」の二択ではなく、疑問詞の内容を具体的に示さなければならないからです。
疑問詞にも色々種類があるので、それぞれに合った答え方を身に付けましょう!
<代表的な疑問詞>
@ who「誰」
whoは主語や目的語となる人物を尋ねる疑問詞です。
例文1(人名などを尋ねる場合)
A:Who is that man? 「あの人は誰ですか?」
B:He is my father. 「彼は私の父です。」
Who + be動詞 + 人を表す名詞や代名詞(〜)? で、「〜は誰ですか?」という意味を表し、疑問文に対する答え方は、人を表す名詞や代名詞 + be動詞 + 答えとなる人物. となります。
「〜は…です。」というbe動詞の文を理解できていれば、簡単に答えることができるでしょう。
例文2(動作の主体を尋ねる場合)
A:Who takes the dog for a walk every day? 「毎日誰が犬を散歩に連れていくのですか?」
B:I take it. 「私が連れていきます。」
このケースでは疑問詞whoが主語となります。
そのため、Aのようにwhoの後に続く一般動詞が現在形の場合は、語尾に-sか-esをつけなければなりません。
「一般動詞の疑問文なのに、どうして動詞が原形ではないのか?」と思われるかもしれませんが、動詞が原形になるのは前にdoやdoesがある場合です。
whoの後にdoやdoesをつけてしまう人が多いので、間違わないように注意しましょう!
例文3(動作の対象となる人物を尋ねる場合)
A:Who did you invite to the party? 「あなたは誰をパーティーに招待したのですか?」
B:I invited my friends. 「私の友人たちを招待しました。」
例文2と異なるのは、whoが動作の対象となる人物、すなわち目的語(〜を・に)を尋ねている点です。
一般動詞の疑問文にwhoをつけるだけなので、doやdoesの使い分けがきちんとできれば、難しい問題ではありません。
過去形の場合はdidを用いて疑問文を作り、文の頭にwhoをつければオッケーですよ!
Awhat「何」
whatは主語や目的語となる物事を尋ねる疑問詞です。
例文4(物の名前などを尋ねる場合)
A:What is that building? 「あの建物は何ですか?」
B:It’s the Diet Building. 「国会議事堂ですよ。」
What + be動詞 + ものを表す名詞や代名詞(〜)? で、「〜は何ですか?」という意味を表し、疑問文に対する答え方は、It’s + 答えとなる物. となります。
疑問詞がwhatになっただけで、文の構造はwhoで名前を尋ねるのと同じなので、あまり難しく考えないようにしましょう。
例文5(動作の対象となる物事や動作そのものを尋ねる場合)
A:What did you do last Sunday? 「先週の日曜日あなたは何をしましたか?」
B:I went camping with my family. 「家族とキャンピングに行きました。」
このように、動作そのものが目的語となることもあり、Aの文は主語が過去に行ったことを尋ねています。
疑問文に答える際は、疑問文の動詞が現在形なのか過去形なのか、きちんと確認して時制を一致させて下さい。
Aの疑問文で動詞が原形だからといって、Bの文でも原形のまま答えてしまうと、
I go camping with my family. 「私は家族とキャンプに行きます。」となり、過去のことを聞かれているのに現在のことを述べているという、会話が成立しない状態になってしまうので注意しましょう!
Bwhen「いつ」
whenは時を尋ねる疑問詞です。
例文6
A:When does the meeting start? 「会議はいつ始まるのですか?」
B:It starts at ten. 「10時に始まります。」
時を尋ねる場合、一般動詞の疑問文にwhenをつけると、「〜はいつですか?」という意味になります。
答える際は時を表す名詞のみで答えても構いませんが、Bのように疑問文と同じ動詞を使うとより丁寧ですよ。
Cwhere「どこ」
whereは場所を尋ねる疑問詞です。
例文7(人や物が存在する場所を尋ねる場合)
A:Where are they? 「彼らはどこにいますか?」
B:They are in the classroom. 「彼女は教室にいますよ。」
Where + be動詞 + 主語(〜)? で、「〜はどこですか?」という意味を表し、疑問文に対する答え方は、主語 + be動詞 + 場所を表す語. となります。
また、相手の出身地を尋ねる場合、Where + be動詞 + 主語(〜) + from? 「〜はどこ出身ですか?」という言い方もあるので、一緒に覚えておきましょう。
例文8(動作が行われた場所を尋ねる場合)
A:Where did you buy the bag? 「あなたはそのバッグをどこで買いましたか?」
B:I bought it at the store in front of the station. 「駅前のお店で買いました。」
例文7の一般動詞バージョンと考えて下さい。
Bのin front of(〜)は「〜の正面の(に・で)」という意味を表し、英作文などでよく使うので、覚えておくといいですよ!
Dwhich(どちらの)
whichはある選択肢の中から、相手が選ぶものを尋ねる疑問詞です。
例文9(主語と一致する人や物を尋ねる場合)
A:Which is your car? 「どちらがあなたの車ですか?」
B:It’s the silver one. 「その銀色の車です。」
Which + be動詞 + 名詞(〜)? で、「どれが〜ですか?」という意味を表し、限定された物の中から相手に選ばせる場合に使う疑問文です。
また、Aの文をWhich car is yours? 「どちらの車があなたのものですか?」と書きかえることもできるので、両方のパターンを頭に入れておきましょう。
Bでは、名詞の繰り返しを避けるために、carではなくoneを使っています。
例文10(目的語と一致する人や物を尋ねる場合)
A:Which dish do you like? 「あなたはどちらの料理が好きですか?」
B:I like both. 「両方好きです。」
一般動詞の文では、動詞の後に目的語を伴い、Aの疑問文はその目的語にあたる人や物を尋ねています。
which + 名詞(〜)で、「どちらの〜」という意味を表し、この疑問文は相手に選択を求める際に使いましょう。
Ewhy(なぜ)
whyは物事の理由を尋ねる疑問詞です。
例文11
A:Why did you sleep late? 「あなたはなぜ寝坊したのですか?」
B:Because I watched TV deep into the night. 「夜遅くまでテレビを見ていたからです。」
疑問文に答える際は、Because + 主語 + 動詞(〜). となり、〜には目的語などを補足します。
文全体が答える内容となるので、答え方としては難しい部類ですが、because以下の文を正しい語順で組み立てることができれば、全く問題ありません。
Fhow many「いくつ」
how manyは人や物の数を尋ねる疑問詞です。
例文12(主語となる名詞の数を尋ねる場合)
A:How many people were present at the party? 「どれくらいの人がパーティーに出席したのですか?」
B:Thirty people were present. 「30人が出席しました。」
このような場合は、How manyの後に主語と動詞がそのまま並びます。
そのため、動詞に-sや-esをつけたり、過去形に変化させたりすることを忘れないように注意しましょう!
例文13(目的語となる名詞の数を尋ねる場合)
A:How many cats does she have? 「彼女は何匹の猫を飼っていますか?」
B:She has two cats. 「彼女は2匹の猫を飼っています。」
例文12と異なるのは、疑問文の答えとなる名詞が目的語となることです。
その場合、How many + 名詞 の後には、be動詞または一般動詞の疑問文がくるので、例文12のパターンと区別しなければなりません。
他の疑問詞に比べて、使い分けるのが難しいかもしれませんが、例文を沢山作って復習すると理解しやすいと思います。
ここで挙げた以外にも、疑問詞はまだありますが、まずは以上の代表的な疑問詞からマスターしていきましょう。
いずれもbe動詞と一般動詞の疑問文がベースになるので、これらの単元をしっかり見直すことが、この単元を理解する上でとても重要ですよ!
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