相手になぜ?やどうして?など理由を聞きたい時、学校英語ではwhyを使った表現を学びましたよね。
もちろんこのwhyもネイティブの間では使われていますし、正しい英語表現です。
しかし、whyと同じ意味で使える別の英語表現もあります。
今日はそれを紹介しましょう。
[How come〜?]
例
A: How come she was so angry earlier today?
(なんで彼女はさっきあんなに怒ってたの?)
B: I have no idea. I couldn’t even talk to her.
(わからないの。話しかけることもできなかったよ)
“How come〜”というフレーズはwhyを使って理由を尋ねるときと同じように使うことができます。
意味としては同じような意味ですが、ニュアンスにはちょっとした違いがあります。
whyの場合、質問で問いかけていることに関する理由を単純に知りたいというニュアンスになりますが、”How come〜”の場合は理由を聞くと同時に、「どうしてそうなったのか」ということまで聞きたがっているというニュアンスになります。
より相手から話を聞き出したい時に使うといいでしょう。
またwhyは学術的なものやビジネスの書類上などでも使われますが、”How come〜”は口語表現なので、会話で使うのがメインです。
また文法的には”why”との決定的な違いがあります。
次の2つの例文を比べてみましょう。
・How come they didn’t show up tonight?
・Why didn’t they show up tonight?
どちらも日本語訳は「どうして今夜彼らは来なかったの?」になります。
しかし、”How come〜”から始まっている方は平叙文の語順で並んでいますよね。
相手に質問をしていますし、クエスチョンマークも付けますが、疑問文の形に並び替える必要はありません。
Whyから始まっている方は、学校でも習った通り疑問文の語順の並びです。
わずかなニュアンスの違いはそこまで意識する必要はありませんが、ここだけはしっかり覚えておきましょう。
今まで紹介した例文のような使い方だけでなく、”How come?”だけでも使うことは可能です。
例
A: I decided to transfer to another school.
(学校を編入することに決めたの)
B: How come?
(なんで?)
ネイティブと会話していると、相手に理由を尋ねたい時そのあとに続くであろう動詞や名詞を省略することはよくあります。
特に会話で使われるのがメインの”How come”ですから、その後が省略されるのも珍しいことではありません。
この例文のBは正式には”How come you decided to transfer to another school?”になるのですが、How come以降はAの言っていることを反復しているだけですから、省略するのが一般的です。
Whyの場合も、会話をしているうえで相手の言っていることの反復になるのであれば省略されるのが一般的です。
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