何となく場の空気や人の雰囲気を見て「わかる」ことってありますよね。
誰かが「実はこうなんだ…」と打ち明けてきて「何となくわかっていたよ」ということもあるでしょう。
このような時に使うことができるのが今回紹介するI can tellです。
直訳すると「私は言うことができる」となりますが、実際にこの表現がどのように使われているのか、また「わかる」の意味として使われるI know,やI understandとの違いは何なのか見ていきましょう。
[I can tell]
例
A: Does something happy happens to you?
(なにかいいことあったの?)
B: Yes, how do you know it?
(うん、どうしてわかるの?)
A: I can tell, because you look so happy.
(わかるよ、だって嬉しそうだもん)
この場合、AはBが嬉しそうにしている様子を見て、「何かいいことがあったんだな」とうすうす感じながら最初の質問をしています。
Bはいいことがあったことを言い当てられたことを不思議に感じていますが、I can tellは目で見たり雰囲気で感じ取って状況を理解するというニュアンスがあるため、「あなたの様子を見ればわかるよ」ということを伝えているのです。
I can tellはこの例文のように”言わなくてもわかる”というニュアンスを含んでいます。
例
A: There were lots of good pictures, so it was hard for me to choose the one.
(たくさんのいい写真があったから、選ぶのが大変だったよ)
B: I can tell.
(そうだろうね)
この場合、Bもたくさんのいい写真があったことを知っていたからこそ、Aの話を聞いてBも同意しているのです。
I can tellはこのような同意をする意味でも使うことができます。
この使い方はネイティブも相手の言ったことに同意を示したり、「そうだと思った」というような返事をする場面で多用しています。
最後に似たような意味を持つI know,やI understandとの違いを見てみましょう。
・I know him well.
(私は彼のことがよくわかる)
・I understand well what she said.
(彼女の言っていることはよくわかる)
・I can tell she doesn’t like that guy.
(彼女があの男性を嫌っていることがわかる)
I knowはその事実や状況ををもともと知っていたというニュアンスがあります。
その一方で、I understandは「理解する」とも訳すことができ、この例文では彼女の言っていることに共感を示した上で彼女の言っていることがわかるという風なニュアンスになります。
そして、最後のI can tellですが、何らかの状況を見て彼女が彼を嫌っていることが明白にわかるというニュアンスです。
似たような意味を持つ言葉でも状況や場面によって使い分けをすることができます。
最初は慣れないかもしれませんが、日ごろから「この状況にはこれかな」と考えながら話すことで徐々に身についていきますよ。
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