
英語でお願いをする時、どの場面でどのフレーズを使えば良いのかわからず何となく使っていることってありますよね。
英語に敬語はありませんが、 " Will " より" Would " 、 " Can " より " Could " の方が丁寧な言い方になると学校でならったのではないでしょうか。
時制を過去にすることで相手との距離を示し、それが相手への敬いになり丁寧な表現になります。
過去形の方が丁寧な言い方ということがわかったところで、意味の違いを見ていきましょう。
" can " は、『〜できる、可能である』という意味の助動詞で、疑問文の " Can you 〜? " を直訳すると『〜してもらうことは可能ですか?』となります。
" will " は、『〜でしょう』という未来を表す意味の他に、『〜するつもりである、〜しようと思う』という意思を表す助動詞でもあります。
" Will you 〜? " を直訳すると『〜する意思はありますか?』という意味になり、比べてみると受ける印象が違いますね。
" Would you 〜? " と少し丁寧な言い方になっても、このフレーズには『断ってほしくないなぁ。何とかお願いします。』というニュアンスが含まれ、場合によってはしつこい感じを受けるので状況を選んで使ってください。
どんな時に使われてるかと言えば、テレビや映画で結婚を申し込むシーンで、 "Will you marry me? " " Would you marry me? " のフレーズを聞いたことがありませんか?
これは断って欲しくない時に使われる典型的なパターンですね。(もちろんそれでも断わられてしまう場合もありますが…。)
一方、 " Can you 〜? " のフレーズは、親しい間柄でよく使われるフレーズになります。
何かを取って欲しい時、なにかをやっておいて欲しい時などちょっとしたお願いごとに日常的に使われています。
目上の人や仕事上など丁寧な言い方をしたい場合は " Could you 〜? " を使えばいいわけですね。
お寿司屋さんで、お醤油をとってもらう場面での使い方をみてみましょう。
" Will you pass me the soy sauce, please? "
( お醤油とってくれる?)
" Can you pass me the soy sauce, please? "
( お醤油とってもらえる?)
" Would you pass me the soy sauce, please? "
( お醤油とってくれますか?)
" Could you pass me the soy sauce, please? "
( お醤油をとっていただけますか?)
微妙な違いですが、ニュアンスは伝わりましたでしょうか?
旅行に行って写真を撮ってもらいたい時、
親しい間柄の相手に頼む時は、
" Will/Can you please take my picture ? " でいいと思います。
現地の人にお願いする時は、
" Would/Could you please take my picture ? " を使いましょう。
ただし " Would you 〜? " の文章は能力的に可能で状況的にも可能なことをわかった上でその意思を聞きたい時に使われることがあります。
同じ質問を " Could you 〜? " で聞いた場合、能力的に可能なのか、状況的に可能なのかというニュアンスも含まれているので、使う場面によっては 『 あなた本当にできますか? 』 という質問になるので注意しましょう。
私が英語力をグングンアップできた方法はこちら

【関連する記事】
- 英語・英会話がなかなか上達しないとお悩みのあなたへ
- おはようございます
- Virusの発音
- "be supposed to"の意味と使い方
- 令和について
- お大事にの英語表現
- 2019年あけましておめでとうございます!
- 「恋人と別れる」の英語表現
- 「告白する」の英語表現
- "extra"の意味と使い方
- "you better 〜"の意味と使い方
- とりあえずの英語表現
- かまって欲しい時や注意を惹きたい時の英語表現
- くつろいでねの英語表現
- 人に出会ったときの挨拶の英語表現
- "kind of"の意味と使い方
- "How come〜"の意味と使い方
- "insane"の意味と使い方
- "screw"の意味と使い方
- "crazy"の意味と使い方