
感嘆文は「何て〜なのだろう。」という驚きや感動を表し、英語では文末に感嘆符「!」をつけます。
文法自体は比較的簡単ですが、2つの用法を場合によって使い分けなければなりません。
@ How+形容詞(副詞)+主語+動詞!
例文1
How exciting this movie is! 「この映画は何て面白いのでしょう。」
例文2
How honest he is! 「彼は何て誠実なのでしょう。」
どちらの例文もHow+形容詞の後は主語+動詞が続きます。
Howが文頭にあると疑問文をイメージしがちですが、動詞+主語の並びにはならないので注意しましょう。
あと文末の感嘆符「!」を忘れずにつけて下さいね。
A What+a(an)+形容詞+名詞+主語+動詞!
例文3
What an exciting movie this is! 「これは何て面白い映画なのでしょう。」
例文4
What an honest man he is! 「彼は何て誠実な人なのでしょう。」
How+形容詞との違いが分かりやすいように、@の例文をベースに書き換えました。
意味自体はほとんど同じですが、これらの文は述語が形容詞+名詞になっています。
名詞の有無が@との大きな違いですね。
また、形容詞の前に冠詞a(an)がついていることにも注目しましょう。
movie「映画」もman「男性」も数えられる名詞なので、単数の場合はaかanをつけないといけません。
★ 間違えやすいポイント
例文4のan honest manに注目して下さい。
冠詞はaではなくanが用いられていますね。
ここで「honestの頭文字はhなのに何で?」と思った人は要注意です!
では、anの用法をもう一度おさらいしましょう。
anは数えられる名詞の単数形の前につける冠詞で、後に続く名詞の発音が母音(a,i,u,e,o)から始まる場合に用いられます。
注目してもらいたいのは名詞の発音が母音から始まるという部分で、「頭文字がa,i,u,e,o以外=最初の発音は母音ではない」と勘違いしている人が多くいます。
実際honestの頭文字はhですが、発音はhではありません。
honestはhoでaと発音するので、「ホネスト」と読まないように気をつけて下さい。
★ 意外な落とし穴
感嘆文を英訳する際に、うっかり忘れがちなのが感嘆符「!」のつけ忘れです。
このような初歩的なことを忘れてしまう理由としては、英語と日本語の表記の違いが挙げられます。
例えば、How cold it is today! という文は「今日は何て寒いんだ!」や「今日は何て寒いのでしょう。」と訳すことができます。
しかし、出題されるのは語尾が丁寧な後者が多いため、英訳する際に感嘆符「!」ではなくピリオド「.」をつけてしまうのです。
「〜でしょう。」のように句点があると、ついピリオドをつけてしまいますよね。
せっかく英訳ができても「!」を忘れてしまえば減点対象になるので、最後まで気を抜かないようにしましょう!
★ 差がつくポイント
感嘆文の主語+動詞は省略することができます。
特にWhatから始まる感嘆文では省略されることが多いため、並び換え問題を解く際に主語と動詞が足りない…と戸惑った人もいるかもしれませんが、難しく考える必要はありません。
例文3と例文4の主語と動詞を省略してみましょう。
What an exciting movie this is! 「これは何て面白い映画なのでしょう。」
What an honest man he is! 「彼は何て誠実な人なのでしょう。」
いずれの文も下線部のみが残ると考えて下さい。
すると、以下のように書き換えることができます。
What an exciting movie! 「何て面白い映画なのでしょう。」
What an honest man! 「何て誠実な人なのでしょう。」
書き換える前と比べると、より簡潔な文になりましたね。
この際も感嘆符「!」をつけ忘れないことが重要ですよ!
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