
makeといえば「〜を作る」のイメージが強いと思いますが、make+目的語(〜)+動詞の原形(…)で「(強制的に)〜に…させる」という意味を表します。
例文1
Our teacher makes us answer many questions. 「先生は私たちにたくさんの問題を解かせます。」
このような他のものに動作をさせる動詞を使役動詞といいます。
英作文でよく出題されるので、使役動詞としてmakeを用いる際のポイントをきちんと押さえましょう。
@ makeの後に置く名詞は目的格にする。
使役動詞makeの後に置く名詞は、「〜を、〜に」を表す目的格にしなければなりません。
動作をさせる対象が彼であればhim、私たちであればusとします。
英語は主語+動詞の並びが基本なので、makeの後に置く名詞を「〜が、〜は」を表す主格にしてしまいがちですが、この場合make we answerとしてはダメですよ!
A 主語や時制に関係なく、目的語の後に置く動詞は原形にする。
以下のような文の場合、目的語の後に置く動詞に注意が必要です。
例文2
He makes his son clean the room. 「彼は息子に部屋を掃除させます。」
この文の目的語はhis son「彼の息子」で、その後に動詞clean「掃除する」が続きます。
主語が3人称単数(I, you, 複数以外)の場合、現在形の文であれば動詞に-sまたは-esをつけますが、make+目的語の後に置く動詞は主語や時制に関係なく、必ず原形にして下さい。
make his son cleansとしてはいけません!
B 受動態に書き換える場合は動詞をto不定詞にする。
例文3
We are made to answer many questions by our teacher. 「私たちは先生にたくさんの問題を解かされます。」
例文4
He was made to clean the room by his father. 「彼は父親に部屋を掃除させられました。」
「〜させられる」という受け身の意味は、be動詞+made+to不定詞で表されます。
いずれの文もmadeの後はto不定詞になっていますね。
使役動詞makeの応用として出題されることがあるので、能動態から受動態に書き換えられるようにしておきましょう。
★ もう1つのmakeの用法
makeには「〜させる」という使役の用法以外に、make+目的語(〜)+名詞、形容詞、分詞など(…)で「〜を…(の状態)にする」というものがあります。
例文5
The news made me happy. 「その知らせを聞いて私は嬉しくなった。」
例文を直訳すると「その知らせは私を嬉しくしました。」ですが、そのままでは不自然なため、「その知らせを聞いて私は嬉しくなった。」と意訳しました。
使役動詞のmakeが目的語に具体的な動作を強要するのに対して、この場合のmakeは目的語meを形容詞happyな状態にしています。
使役動詞のmakeと目的語までの並びは同じですが、その後に続く動詞や形容詞から意味を使い分けましょう。
makeは「〜を作る」という意味よりも、ここで紹介した2つの方がよく出題されるので、簡単な動詞でも辞書を引いて、他にどんな用法があるのか調べて下さいね!
私が劇的に英語力を伸ばした方法はこちら

【関連する記事】
- 英語・英会話がなかなか上達しないとお悩みのあなたへ
- おはようございます
- Virusの発音
- "be supposed to"の意味と使い方
- 令和について
- お大事にの英語表現
- 2019年あけましておめでとうございます!
- 「恋人と別れる」の英語表現
- 「告白する」の英語表現
- "extra"の意味と使い方
- "you better 〜"の意味と使い方
- とりあえずの英語表現
- かまって欲しい時や注意を惹きたい時の英語表現
- くつろいでねの英語表現
- 人に出会ったときの挨拶の英語表現
- "kind of"の意味と使い方
- "How come〜"の意味と使い方
- "insane"の意味と使い方
- "screw"の意味と使い方
- "crazy"の意味と使い方