
関係代名詞と関係副詞は文字通り、2つの文を関係づける(接続する)働きと、代名詞や副詞としての働きをします。
@関係代名詞
例えば、He is the boy.「彼は少年です。」という文があるとします。
しかし、内容が当たり前過ぎて不自然なので、少年に関する以下の情報を付け加えてみましょう。
The boy plays soccer well.「その少年はサッカーをするのが上手です。」
そして、2つの文を合体させると、人を表す関係代名詞whoが文を繋ぐ役となって、He is the boy who plays soccer well.「彼はサッカーをするのが上手な少年です。」となります。
who以下の内容がthe boyを修飾しており、the boyの代わりにplaysの主語になっていることが分かりますね。
ここでは、who=the boyであると考えて下さい。
また、関係代名詞が修飾する語を先行詞といい、ここではthe boyが先行詞となります。
先行詞が人である場合は関係代名詞who、人以外のものである場合はwhichを用いなければなりません。
whoとwhichの代わりにthatを使うこともできますよ!
★ここが重要!
上で紹介した文では、関係代名詞が主語の代わりになっていましたが、目的語の代わりになる場合もあります。
例文1
This is the watch which my father bought me.「これは父が私に買ってくれた時計です。」
この文では、which以下の内容が先行詞the watchを修飾しています。
まず、関係代名詞whichがどのような役割となっているか見て行きましょう。
例文を2つに分けると、This is the watch.「これは時計です。」と、My father bought me the watch.「父は私に時計を買ってくれました。」になります。
注目してもらいたいのは後半部のthe watchで、「時計を」と訳されているため、ここでのwhichは目的語の代わりとなっていることが分かります。
関係代名詞は主語の代わりだけではなく、目的語の代わりとなることも覚えておきましょう。
主語の代わりなのか、目的語の代わりなのか分からない時は、以下の方法で確かめることが可能です。
・whoまたはwhichの直後に動詞がある場合、関係代名詞は主語の代わりである。
・whoまたはwhichの直後に主語がある場合、関係代名詞は目的語の代わりである。
この方法は関係代名詞の文を和訳する際に有効なので、使えるように頭に入れておいて下さいね!
A関係副詞
関係副詞は2つの文を繋ぐ働きと、先行詞を修飾する副詞の働きをします。
例文2
I don’t know the reason why she got angry.「彼女が腹を立てた理由が分かりません。」
この文を直訳すると、「彼女がなぜ腹を立てたのか分かりません。」となり、先行詞the reasonをwhy以下の内容が修飾しています。
the reasonが理由という意味なので、関係副詞は「なぜ」の意味を表すwhyとなっており、これ以外の関係副詞も先行詞から判断するといいでしょう。
例えば、先行詞が場所を表す語ならwhere、時を表す語ならwhenというように判断して下さい。
例文3
This is the place where we first met.「ここは私たちが初めて会った場所です。」
where以下がthe placeを修飾していることが分かりますね。
関係副詞は基本的に疑問詞の意味と共通しているため、whereは疑問詞だと「どこ」→場所を表す、howは疑問詞だと「どのようにして」→方法を表すということが推測できます。
また、先行詞+関係副詞の部分を和訳する際は、後ろから前に訳すイメージで、関係副詞以下を先に訳すとスムーズですよ!
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