比較級と最上級

2012年01月24日

比較級と最上級

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比較級と最上級は形容詞や副詞の語形変化の1つで、以下の意味を表します。

<比較級>

A(主語)+動詞+比較級(…)+than B(比較対象).で、「AはBより…である。」

例文1

He runs faster than me.「彼は私より走るのが速い。」

<最上級>

A(主語)+動詞+the+最上級(…)+in[of] B(比較対象).で、「AはBの中で最も…である。」

例文2

He runs the fastest in our class.「彼は私たちのクラスで最も走るのが速い。」

比較級は比較対象が1つであるのに対して、最上級は比較対象が複数であると考えて下さい。

比較級も最上級も文の意味は難しくないので、ここでは多くの人が間違えやすい比較級・最上級の作り方について理解してもらいます。



@基本的な比較級と最上級の作り方

比較級は形容詞や副詞の語尾にerを、最上級はestをつけて作ります。

例えば、tall「背の高い」だと、比較級はtaller、最上級はtallestとなります。

erとestを比較級と最上級のどちらで使えばいいのか迷いそうな人は、以下の覚え方を参考にしてみて下さい。

★オススメの覚え方

アルファベットで覚えるのではなく、erとestの発音に注目すると覚えやすくなります。

比較級の語尾を「アー」、最上級の語尾を「エスト」と発音することを覚えておけば、迷うことなくerとestをつけることが可能です。

これを実践すると、small「小さい」を比較級にしたい場合は、「スモール+アー」→「スモーラー」=smaller、最上級にしたい場合は、「スモール+エスト」→「スモーレスト」=smallestとなります。

このように、発音の変化で覚えると頭に入りやすいですよ!



A注意すべき比較変化

形容詞や副詞の中には、語尾をそのままerやestにしてはならないものがあるため、全ての変化パターンを覚えておかなければなりません。

主に以下の4つを覚えておきましょう。

・語尾がeの場合

large「大きい・広い」など、語尾がeの単語はeを重ねず、比較級larger、最上級largestのように、rまたはstのみをつけます。

largeer、largeestなどとしてはいけません。

・語尾が子音+yの場合

early「早く」など、語尾が子音(a、i、u、e、o以外)+yの単語は、比較級earlier、最上級earliestのように、yをiにかえてerまたはestをつけます。

earlyer、earlyestなどとしてはいけません。

・語尾が1母音+1子音の場合

big「大きい」など、語尾が1母音(a、i、u、e、o)+1子音の単語は、比較級bigger、最上級biggestのように、子音を重ねてerまたはestをつけます。

biger、bigestなどとしてはいけません。

・不規則変化をする形容詞や副詞

よく出題されるので、以下に挙げる形容詞や副詞の比較変化は全て覚えて下さい。

good「よい、優れた」、well「よく、上手に」→比較級better、最上級best

bad「悪い」→比較級worse、最上級worst

many、much「多くの」→比較級more、最上級most

little「少しの」→比較級less、最上級least

★オススメの覚え方

上記の不規則変化をする形容詞や副詞の最上級は、語尾がtであるという共通点があるため、比較級と最上級を区別して覚える必要がありません。

best、worst、most、leastの語尾は全てtですよね。

例えば、badの比較変化がworseとworstであることさえ分かっていれば、語尾がtである方が最上級なので、最上級はworst、もう一方のworseが比較級であると判断できます。

このように、覚えるための工夫をすることも、語学を勉強する上で重要ですよ!



Bmore+原級、most+原級となる比較変化

原級とは、形容詞や副詞にerやestをつけていない元の状態です。

動詞では原形と言いますが、その形容詞・副詞版と考えて下さい。

形容詞や副詞の中には、音節(母音を含む単語のまとまり)が2つ以上のものがあります。

例えば、difficult「難しい」はdif-fi-cultのように、3音節に分けることができ、それぞれ母音を含んでいることが分かりますね。

音節が2つ以上の形容詞や副詞を比較変化させる場合、erやestをつけたりはせず、比較級はmore+原級、最上級はmost+原級で表します。

difficultだと、比較級はmore difficult、最上級はmost difficultとなるため、difficulter、difficultestなどとしないように気をつけましょう!

★間違えやすいポイント

Bの比較変化をする形容詞や副詞は、音節が2つ以上のものであると説明しましたが、これをただスペリングの長い単語と勘違いする人がいます。

また、テキストによっては比較的長い単語がmore+比較級、most+最上級に比較変化すると書かれてある場合があるので、注意しなければなりません。

beautiful「美しい」のように、他と比較して明らかに長い単語なら問題ありませんが、famous「有名な」やstrong「強い」だと、長いのかどうか微妙なところです。

実際、famousとstrongは同じ文字数ですが、比較変化はそれぞれ異なります。

では、これらを音節に分けて比較しましょう。

すると、famousはfa-mousと2音節に分けることができますが、strongは母音が1つしか含まれていないため、音節に分けることができません。

よって、famousはBに該当するので、比較級more famous、最上級most famousとなり、strongは比較級stronger、最上級strongestとなります。

このように、文字数が同じ単語でも、音節の数が異なる場合があるので、比較変化させる際は音節にきちんと分けて、@〜Bのどれに当てはまるか判断して下さいね!

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posted by 英会話キヨミ at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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