
動名詞は、動詞(〜)+ingで、「〜すること」という意味を表します。
動詞「〜する」にingがつくと、名詞化すると考えて下さい。
「〜すること」と言えば、to+不定詞の名詞的用法と同じ意味ですが、ここでは動名詞の特徴や、用いる際の注意点を頭に入れてもらいたいと思います。
@ 動名詞とto+不定詞を使い分けよう!
まずは例文で、動名詞とto+不定詞の文を比較してみましょう。
例文1
動名詞:Playing sports is good for your health. 「スポーツをすることは健康に良い。」
不定詞:To play sports is good for your health. 「スポーツをすることは健康に良い。」
どちらの文も表し方が異なるだけで、文全体の意味は変わりません。
意味が同じなら、どちらを使ってもいいということになりますが、動名詞と不定詞で意味が異なるケースもあります。
例文2
動名詞:He stopped smoking. 「彼はたばこを吸うのを止めました。」
不定詞:He stopped to smoke. 「彼はたばこを吸うために立ち止まりました。」
stop+動名詞(〜)だと「〜することを止める」、stop+to 不定詞(〜)だと「〜するために立ち止まる」という異なる意味を表します。
動名詞と不定詞が同じ意味を表すイメージが強いので、このような例外には注意しましょう!
例外ほど問題になりやすいとも言えますね!
また、動詞の中には後ろに不定詞をとることができないものがあります。
例文3
I have just finished doing a paper. 「ちょうどレポートを書き終えたところです。」
doing以下が「レポートを書くこと」と訳されているので、ここで「to+不定詞も同様に使える!」と思った人は要注意です。
finishは目的語として後ろに不定詞をとることができないため、この場合は動名詞を使わなければなりません。
他にenjoy「楽しむ」、put off「延期する」、avoid「避ける」などの動詞も、後ろに不定詞をとることができないので、合わせて覚えておきましょう!
A look forward toに要注意!
look forward to +動名詞(〜)は、「〜するのを楽しみにする」という意味の熟語です。
なぜこの表現が要注意かと言うと、toを不定詞のtoと勘違いしてしまい、空欄補充問題で間違える人が非常に多いからです。
以下の空欄に入る語を考えて下さい。
例文4
I’m looking forward to( )her. 「私は彼女に会うのを楽しみにしています。」
和訳の下線部が( )の意味になるので、動詞see「会う」を「会うこと」という意味になるように変化させなければなりません。
「〜すること」は動名詞か不定詞で表すことができますが、ここで多くの人が( )の前にtoがあるという理由で、seeを選んでしまいます。
しかし、それは不正解で、動名詞seeingとするのが正解です。
toの後に動詞のing形がくるのは不自然に感じるかもしれませんが、動名詞は前置詞の後ろにも置くことができるので、イメージだけで不定詞と決めつけないようにしましょう!
B 進行形と区別しよう!
動詞+ingと言えば、現在進行形と過去進行形があります。
ingがつくので、動名詞と似ていますよね。
ただし、動名詞が動詞+ingであるのに対して、進行形はbe動詞+動詞のing形で、意味も全く異なります。
動名詞を習うと、進行形の文を書く時にbe動詞を付け忘れてしまう人が多いので、前の単元もしっかりと見直して下さいね!
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