
不定詞は「to+動詞の原形(〜)」で表され、名詞的用法「〜すること」、形容詞的用法「〜するための」、副詞的用法「〜するために」といった意味を表し、他の動詞や名詞の後ろに置かれます。
また、主語や時制が何であっても不定詞は変化しません。
例文1
I like to read a book. 「私は本を読むのが好きです。」
She likes to read a book. 「彼女は本を読むのが好きです。」
このように主語が異なっている場合でも、「to+動詞の原形」の部分は変化せず、動詞likeだけが変化していることが分かりますね。
ただし、不定詞は変化させないということに気を取られて、他の動詞もそのままにしてしまわないように注意して下さい。
She like to read a book. としてはダメですよ!
<不定詞の重要ポイント>
@ 3つの用法を使い分ける
先程説明したように、不定詞には名詞・形容詞・副詞の意味を表す働きがあるため、文によってどれが使われているか見極めなければなりません。
難しく感じるかもしれませんが、実際はある簡単な方法で用法を見極めることができます。
それは、3つの用法が表す意味を英文に1つずつあてはめていく方法です。
例文にあてはめて実践してみましょう!
例文2
I’d like something to drink.
下線部が不定詞なので、まずはそれ以外の部分を和訳します。
I’dはI wouldの縮約形、would like(〜)は「〜がほしい」という意味なので、I’d like somethingは「私は何かほしい」→「何か下さい」と訳すことができます。
ここまで訳せたら、名詞的用法「〜すること」、形容詞的用法「〜するための」、副詞的用法「〜するために」をto drinkにそれぞれあてはめて下さい。
すると、「飲むこと」、「飲むための」、「飲むために」となります。
これらをI’d like somethingの訳と合体させれば、「飲むこと何か下さい」、「飲むための何か下さい」、「飲むために何か下さい」となるので、この中から最も意味が通っているものを選びましょう。
直訳なので、全て不自然に思えるかもしれませんが、「飲むための何か」は「何か飲む物」と意訳することができます。
すると、「何か飲み物を下さい」となり、自然な日本語になりますよね。
このようにして文の意味が通れば、その訳し方(用法)があてはまるということになるため、例文2の不定詞は形容詞的用法ということになります。
不定詞は文の見た目だけだと、どの用法が使われているか分かりにくいので、まずは他の部分を日本語に訳してから、不定詞の訳し方を考えていきましょう!
A 不定詞以下を先に訳す
これは不定詞を含む文を上手く和訳する際のポイントになります。
不定詞の文は動詞が2つあるため、他の文に比べて訳すのが簡単ではありません。
しかし、不定詞以下の部分を先に訳すと、すんなりと文全体の意味をつかむことが可能です。
では、そのことを頭に入れて例文を訳してみましょう。
例文3
He studied hard in order to become a teacher.
この文を一気に訳そうとすると少し長いので、不定詞を含む部分とそうでない部分で分けて下さい。
すると、He studied hardとin order to become a teacherに分けることができます。
では、不定詞を含む方から訳してみましょう。
in order to+動詞の原形(〜)は「〜のために」という意味を表し、to+不定詞よりも目的をより強調する場合に用いられます。
よって、この部分は「教師になるために」という意味で、残りの部分を続けて訳せば、「教師になるために、彼は一生懸命勉強しました。」となります。
英文を上手く訳すことができない人の多くは、文頭から全体の意味を考えがちなので、まずは文をいくつかに分けてから、それぞれ訳していきましょう!
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