
There + be動詞 + 人や物(〜)+ 場所(…). で、「…に〜がいます。/ あります。」という存在の意味を表します。
ちなみに、副詞としてのthereには、「そこに」や「そこで」の意味がありますが、文頭のthereにはそのような意味はありません。
この構文では、there自体を訳さないので、文全体の意味を覚えるようにしましょう。
この単元のポイントは以下の2つになります。
@be動詞の変化
thereの後ろに置くbe動詞は、存在する人や物が単数と複数の場合で異なります。
例文1
There is a bird in the garden. 「庭に小鳥がいます。」
例文2
There are a lot of birds in the garden. 「庭に沢山の小鳥がいます。」
2つの文の特徴を見ていきましょう。
まず、例文1は存在する小鳥が単数で、be動詞の時制は現在形です。
一方、例文2は存在する小鳥が複数で、be動詞の時制は現在形です。
be動詞は主語によって、isとareを使い分けなければなりません。
ちなみに、a lot ofは「多くの」「沢山の」という意味を表し、話し言葉ではmanyよりも頻繁に使われるので、この際に覚えておいて下さい。
英作文や穴埋め問題によく出題されますよ!
今度は和訳の時制を、現在「小鳥がいます。」から過去「小鳥がいました。」に変えてみましょう。
例文3
There was a bird in the garden. 「庭に小鳥がいました。」
例文4
There were a lot of birds in the garden. 「庭に沢山の小鳥がいました。」
例文3は存在する小鳥が単数で、be動詞の時制は過去形です。
例文4は存在する小鳥が複数で、be動詞の時制は過去形です。
be動詞は主語によって、wasとwereを使い分けなければなりません。
ここまでをまとめると、以下のようになります。
・存在する人や物が単数の場合、現在形ならis、過去形ならwasを用いる。
・存在する人や物が複数の場合、現在形ならare、過去形ならwereを用いる。
これらのことを頭に入れておけば、存在を表すthere構文は難しくありません。
A否定文や疑問文への書き換え
There + be動詞 + not + 人や物(〜)+ 場所(…). で、「…に〜がいません。/ ありません。」という意味を表し、疑問文にする場合は、be動詞をthereの前に持ってきます。
be動詞にnotをつけたり、thereの前に持ってきたりするだけで、簡単だと思われるかもしれませんが、ここで重要なのは文型の変化ではなく、人や物を表す語の変化になります。
例文5
肯定文:There was someone in the park. 「公園に誰かいました。」
否定文:There wasn’t anyone in the park. 「公園には誰もいませんでした。」
疑問文:Was there anyone in the park? 「公園に誰かいましたか?」
いずれも「〜に誰かいました。」という肯定文がベースですが、否定文や疑問文への変化に伴い、「誰か」を表すsomeoneも変化していることが分かりますね。
同じ「誰か」という意味の語でも、肯定文ではsomeone、否定文・疑問文ではanyoneと、使い分けなければなりません。
文型の変化に伴って、全ての人や物を表す語が変化する訳ではありませんが、ここで紹介したようなパターンが問題になりやすいのは間違いないので、使い分けられるように復習しておきましょう!
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