
「〜は…しました。」という文は、主語(〜)+一般動詞の過去形(…).で表します。
一般動詞を現在形から過去形にする場合、動詞の語尾に-edをつけますが、中にはそれ以外の変化をする動詞もあります。
このような動詞を不規則動詞といい、一般動詞の過去形では最も出題傾向が高いので、現在形と過去形をセットで覚えるようにしましょう。
では、一般動詞の-edのつけ方と不規則動詞の変化について紹介していきます。
<現在から過去形への変化パターン>
@yをiにかえて-edをつけるもの
子音(a,i,u,e,o以外)+yで終わる動詞の場合、yをiにかえて-edをつけます。
例. study(勉強する)→ studied, try(試みる)→ tried, carry(運ぶ)→ carried
これらの動詞は現在形の時、yをiにかえて-esをつけるものと同じなので、現在形の用法をマスターしていれば、それほど難しい変化ではありません。
A-dをつけるもの
語尾が-eで終わるものはeedとはせず、eはそのままで-dをつけるだけにしましょう。
例. like(好きである)→ liked, live(住む)→ lived, invite(招待する)→ invited
B子音を重ねて-edをつけるもの
語尾が1母音(a,i,u,e,o)にアクセント(発音の際に強調する部分)+1子音で終わる場合、子音を重ねて-edをつけます。
口で説明するよりも、以下の例を見た方が分かりやすいと思います。
例. stop(止める)→ stopped, plan(計画する)→ planned, drop(落ちる)→ dropped
発音する時に小さい「ッ」があると、これに該当すると思われがちですが、planのように平坦な発音をする単語も、語尾が1母音にアクセント+1子音となる場合があるので、あまりイメージだけで決めつけないで下さい。
また、語尾が1母音+1子音でも、アクセントが他の母音にあれば、このケースには該当しません。
例. visit(訪れる)→ visited, open(開ける)→ opened
これらの動詞は最初の母音にアクセントがあるため、そのまま-edをつけています。
子音を重ねるものと混同して間違えやすいので、アクセントの位置にこだわって区別しましょう。
C不規則変化するもの
例. have(持っている)→ had, teach(教える)→ taught, see(見る)→ saw,
give(与える)→ gave, come(来る)→ came, take(連れていく)→ took
不規則動詞はこの他にも沢山あって、挙げるときりがありませんが、どの動詞もテストでよく出題されるので、確実に覚えていきましょう。
もう一つ覚えておいてもらいたいのが、「〜を読む」という意味を表す一般動詞readの過去形です。
readは過去形になると、見た目はreadのままで、発音のみが「red」に変わります。
このような発音問題で出題されるかもしれません。
例題
下線部の発音が同じものを、以下の選択肢から選びなさい。
I read the book yesterday.
アmeet(会う)イsee(見る)ウking(王)エbed(ベッド)
「こんなの簡単!」と思って、アやイを選んだ人は注意しましょう!
なぜなら、文中のreadの発音はiではなくeだからです。
なぜeかというと、この文にはyesterday(昨日)があるため、過去を表していることが分かります。
時制が過去になると、動詞も過去形になるので、このreadは「red」と発音しなければなりません。
すなわち、この問題の答えは選択肢エのbedということになります。
このような問題が出た時に、まんまと出題者の意図に引っかかってしまわないように、日頃から問題文全体に注目するクセをつけて下さいね!
Dそのまま-edをつけるもの
今まで説明した@、A、B、C以外の一般動詞は、語尾にそのまま-edをつけます。
例. clean(掃除する)→ cleaned, help(手伝う)→ helped, enjoy(楽しむ)→ enjoyed
そのまま-edをつける動詞を覚えるよりも、他のパターンを頭に入れてから、それ以外の残ったものであると考える方が効率的なので、むしろ覚えるのは後回しでも構いません。
<過去を表す否定文と疑問文>
@否定文
「〜は…しませんでした。」という文は、主語(〜)+did not(didn’t)+動詞の原形(…).で表します。
主語に関係なく、did notの後に置く動詞は原形と決まっているので、現在形から過去形への書きかえは簡単です。
現在形の肯定文を過去形の否定文に書きかえてみましょう。
例文1
現在形の肯定文:He knows Mary.「彼はメアリーのことを知っています。」
過去形の否定文:He did not(didn’t)know Mary.
現在形の肯定文を過去形の否定文に書きかえる場合、和訳を考えてから文を組み立てるとミスが少なくなります。
すると「彼はメアリーを知りませんでした。」という訳になり、後はdid not(didn’t)+動詞の原形を用いて英文で表しましょう。
過去形の否定文は現在形のように、主語の変化に合わせてdon’tとdoesn’tを使い分ける必要がないため、確実に得点を稼ぐことができます。
唯一間違えるとしたら、動詞を原形に戻すのを忘れることぐらいなので、そのことはしっかり頭に入れておいて下さいね!
A疑問文
「〜は…しましたか?」という文は、Did+主語(〜)+動詞の原形(…)?で表します。
現在形の疑問文と同じような構造ですが、主語の前に置くのはdidの一択であるため、現在形よりも簡単です。
過去形の肯定文を疑問文に書きかえてみましょう。
例文2
肯定文:She cleaned her room yesterday.「昨日彼女は自分の部屋を掃除しました。」
疑問文:Did she clean her room yesterday?「昨日彼女は自分の部屋を掃除しましたか?」
疑問文に書きかえる際も否定文と同様、動詞を過去形から原形に戻します。
注意すべき点はそのくらいなので、次は疑問文に対する答え方の説明に入ります。
Did〜で始まる疑問文は、Yes「はい。」またはNo「いいえ。」で答えなければなりません。
例文だと、昨日彼女が自分の部屋を掃除したのであれば、Yes, she did.
掃除していないのであれば、No, she did not(didn’t).と答えましょう。
現在形の疑問文の受け答えと時制が異なるだけで、むしろこちらの方が簡単なので、すぐにマスターできると思います。
YesまたはNoで答える疑問文に対する答えは、「誰が」「した / していない」ということがずれてしまうと会話がおかしくなってしまいます。
主語は誰か、結果的にどうなったのか、ということを頭の中で整理して、相手の質問に答えるようにしましょう!
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